エッセンシャルオイルの抽出法
エッセンシャルオイルの抽出法
抽出法とは芳香物質を抽出するための方法です。主なものは3つあります。
1、水蒸気蒸留法
よく用いられる精油のうち、かんきつ類を除くほとんどの精油がこの方法で抽出されます。この方法は10世紀にアラブ医学の大家であアウィケンナ(別名:イブン・シーナ)によって考案されたものです。
この方法は、まず蒸留釜に原料となるハーブを入れ、熱い蒸気を下から水蒸気を吹き込みます。すると細胞に蓄えられている精油が細胞が破壊されるために揮発成分が蒸気と一緒に上昇します。それを細い管に集めて、その管のまわりを水で冷却すると、もう一度気体が冷やされて液体に変化し容器にたまります。
この上澄みだけを集めたものが精油で、残りの液体は芳香蒸留水(ハイドロラット)と呼ばれるもので、蒸留水と共に水溶性の成分や微量の精油が溶けてこんでいるために化粧水の原料として使用されます。
2、圧搾法
オレンジ、レモン、グレープフルーツなどのかんきつ類の精油はこの方法です。圧搾法は器具を用いて果皮を押しつぶして果皮の細胞の中にある精油を搾り取る方法です。熱を加えないため精油の成分に変化を起こさずに抽出できますが、かんきつ類は酸化しやすいので、開封後は半年ぐらいで早めに使い切ります。
3、溶剤抽出法
バラやジャスミンなどのデリケートな香りの精油はこの方法で抽出されます。まず、原料となるハーブを石油エーテルやヘキサンなどの揮発性の溶剤につけ込み、その香気を移します。さらにアルコールを揮発処理させると最後にアブソリュートと呼ばれる精油が残ります。ローズAbsなどと書かれているのは、このアブソリュートのことです。このアブソリュートには、微量の溶剤が残っていることもあるので、敏感肌の人は注意が必要です。
