生活面を見直す

睡眠

ストレスの多い昼間の生活は免疫力を低下させますが、それを回復するには夜間の充分な睡眠が一番効果的です。
免疫力の強さの指標となるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が眠りによって増加するからです。睡眠は自然のリズムによりコントロールされていて、眠りの深さや質にもリズムがあります。このリズムが乱れると不眠になることもあります。最近では睡眠時間の長さよりも、むしろ睡眠の質の問題が注目されています。就寝前にカフェイン飲料を飲まないなどはもちろんですが、質のいい睡眠にするために、寝室の環境を整えるのも一つの方法です。寝室の照明や温度にも気配りすることはもちろん、枕を品質のいいものにしたり、リラックスできる音楽を聴くのも一つの方法です。
例えば、寝室にラベンダーの香りをただよわせることによって、眠りの質を高めてくれる効果があります。

入浴

日本人は昔からゆず湯や菖蒲湯など、植物の有効成分を利用して入浴するという知恵がありました。入浴時には温熱効果によって細胞の新陳代謝が高まり、身体に有害な疲労物質を取り除かれます。お湯の温度が高すぎると、血管が収縮してかえって身体が緊張してしまうので、ぬるめのお風呂に長くはいるのが特に有効です。ラベンダーなどの鎮静作用のあるオイルをお風呂に落として、よくかき混ぜて入浴すると、より一層リラックスできます。オイルがお風呂の湯気と一緒に揮発し、香りが充満し、吸入されたたオイルの有効成分が脳に伝わり、さらに神経を通じて心身ともに穏やかな作用をするからです。また、お湯のなかにわずかに溶けた精油成分が皮膚を通して身体に取り込まれます。入浴時にアロマテラピーをすることでストレス解消にもなります。


生活リズム

睡眠時間が不足したり、不規則な生活が続くと抵抗力がなくなり体調を崩しがちです。それは免疫力が落ちるためで、人間の身体にとっては、休養、リフレッシュなどでバランスよい生活をするための大切さをあらわしています。昔のように、太陽が昇るのと沈むのに合わせていた暮らしでは、大自然のリズムと人間の身体のリズムが合っていましたが、現代ではその生活は難しいことなので、自分自身が意識してそのリズムをつくっていかなければいけません。眠れないときには鎮静作用のあるオイルを寝室に漂わせて休みます。朝なかなか起きられなかったり、だるいときには脳を活性化させるアロマバスに入るなどすると日中は活動的に過ごすことができます。

運動

適度な運動はストレス解消にもなり免疫システムの働きを高め、、筋力や循環機能を高めます。また、発汗によって新陳代謝を促す作用もあり、カロリーを消費するため成人病の予防にも役立ちます。
ただし、脈拍が正常時の2倍以上になるような激しい運動は、活性酸素を発生させるのでかえって逆効果のこともあります。
誰にでも手軽におこなえる運動としてはウォーキングがいいでしょう。それも単に歩くだけではなく、少し早足で軽く汗をかく程度、でもお話はできるという程度がいいでしょう。欧米では医薬品に頼らずに、運動や食事で成因病を予防・改善することが常識になっていますが、日本ではなかなか運動の時間が取れないという方も多いですね。また、運動の前後にはアロマテラピーマッサージをすると、運動能力や運動後の回復力を高める効果があります。

食事

テレビなどである食品に免疫力を高める効果があると報道されると、次の日にたちまちスーパーでその商品が売り切れになるということがあります。
そういう特定の商品に限らず、一般に野菜類やキノコ類には天然の免疫向上物質というべき成分が抗酸化物質とともに含まれています。
また、味噌や納豆など発酵食品は腸内の善玉菌を増やすことで腸内を健康な状態にして、免疫力を高めます。食後にハーブティーを飲むと、ハーブのなかに含まれる抗酸化物質が肉類の酸化を防ぎ、植物繊維がコレステロールの血管への沈着を防止します。また、飲み物としてだけでなく、フレッシュハーブを上手に料理に利用すると、味覚の面だけではなく、ハーブの香りがアロマテラピー効果によって内分泌系に働きかけて、消化酵素を充分に分泌させるので、栄養素の吸収が高まります。